【睡眠の質を高める】寝室環境の繊維のお話
「ねむれない」をなくしたい
山口市 頭ほぐし専門店の『あたまのねむり』です。
いつもご利用ありがとうございます。
今回は寝室環境、とくに『寝具』についてのお話です。
皆さんは普段どんな寝具を使って眠っていますか?
枕の高さにこだわる人、マットレスの硬さにこだわる人…いろいろ気にするポイントはあると思います。
では、布団のシーツや枕カバー、身にまとう寝間着の繊維はどうでしょうか?
あなたにはこだわりの繊維はありますか?
ご自分が今使っている寝具が何でできているか、気にしたことはありますか?
寝具のプロである寝具屋さんが、睡眠の質を向上するのに適した繊維を教えてくれました。
それは『リネン(麻)』と『シルク(絹)』です。
リネン(麻)は、古代エジプト時代から使われてきた素材。
ミイラを包む布にも使用されていたそうです。
日本でも縄文時代から使われていたと言われています。
リネンには『亜麻(あま)』『苧麻(ちょま)』『大麻(たいま)』などがありますが、日本では特に苧麻と大麻が使われてきました。
リネンの特徴としては、
・吸湿性、吸水性に優れている
・吸湿すると強度が増す
・接触冷感、清涼感があり、夏物衣類に好まれる
といったものがあります。
次に、シルク(絹)です。
シルクは古く紀元前から中国が主な産地となっており、日本には弥生時代に入ってきました。
天然繊維の中でも、唯一『長繊維(ちょうせんい)』と呼ばれるもので、1つの繭からなんと1500メートル近い長さの繊維を取ることができます。
(ちなみに1500メートルというと、400メートルトラック3周+3/4周です!)
シルクが独特の光沢感となめらかな手触りがあるのは、この『長繊維』の持ち味の一部です。
シルクの特徴としては、
・肌ざわりがよい
・優雅な光沢、高い発色性
・吸湿性、吸水性に優れている
・タンパク質繊維なので、髪や肌などにとって美容の面でも良い
といったものがあります。
さて、リネンとシルク。
どちらにも共通している特徴がありますね!
『吸湿性、吸水性に優れている』という点です!
私たちは寝ている間に、コップ1杯分の汗をかくと言われています。
これは夏でも冬でも同じです。
また、高い湿度下では単に寝苦しさや不快感を感じるばかりでなく、寝汗が蒸発しにくくなります。
(湿度が高い日に洗濯物が乾きにくいのと同じです)
そうすると、深い眠りにつくために必要な「体温を下げる」という働きが落ちてしまうため、眠りの質も下がってしまうのです。
ですから、毎日使う寝具の素材として、吸湿性と吸水性に優れたリネンとシルクが最も適しているというわけです。
ちなみに、吸湿性でいえばリネン>麻>綿となっています。
どちらも決して安いとは言えませんが、毎日の習慣である睡眠をより良いものにするためには投資する価値の高いポイントになると思いませんか?
≪リネンとシルクの寝具をおすすめしたいのはこんな人!≫
・寝苦しさを感じやすい
・寝汗をかきやすい
・湿度の高い場所で寝ている
・肌荒れやアトピーがある
・髪の毛の傷みを気にしている
『あたまのねむり』では、皆様の睡眠を考える活動の一環としてオーダーメイドの寝具を取り扱うことにいたしました。
現在考案中なのは、リネン100%とシルク100%のピローケース(枕カバー)とスリーパー(寝間着)です。
どちらも防府市の『やまね寝装』様のご協力をいただいております。
オーナー西本こだわりの寝具を、ぜひ皆様にもご体験いただきたい!
今よりもワンランクアップの睡眠ライフのマストアイテムに。
お取り扱いが正式決定いたしましたら、ホームページやインスタグラムでもご紹介いたしますね(^^)/♪